1歳の頃だったか・・ある日ハチャメチャなシルバノがしんどそうにしだした。急に家の階段も上がれないほどしんどそうになった。あれ? どぉしたんやろ? って、思った途端に吐いたかと思ったら・・ ら・・
吐血!(゜ロ゜)
私の差し出した両手のひらいっぱいに吐血!
ビックリして慌てて三重県のかかりつけの病院まで行って検査。
3頭でプロレス遊び中。
悪名高い 悪性リンパ腫 発症だった・・。
初代のボス様であるシェリダンが13歳の手前で亡くなった時に患ったのが悪性リンパ腫だったので知らない病気ではなかった・・知っていたからショックだった・・
リンパ腫 = 死 だったから・・
シェリダンもリンパ腫を発症してすぐに抗がん剤治療して効果がありリンパ腫は治まった。けれど、リンパ腫は1度は鳴りを潜めても 6ヶ月~1年後 辺りには再発する可能性が大の怖い病気。そして1回目に使って有効だった抗がん剤は使えない・・耐性が出来てしまうからなんやろなぁ・・再発してしまったら別の抗がん剤を使っても、効果があってもほんの一瞬の子供騙し・・人間なら無菌室に入ったり、etc・・治療法もあるけれど、動物では無菌室でってのが難しいそうだ。
病院近くの大きな公演に寄って帰路につくのがお楽しみの彼ら。付き添いのボス様のデュベァとグレリ。
手術はしていないんやけど、保温の為にお手製のチューブ包帯で作った服を着てるシルバノ。
元気いっぱいだけど、抗がん剤を使ったから副作用で毛が抜けて尻尾の毛もほとんど無いなぁ・・
グレリがシルバノに追いついたらシルバノの尻尾をくわえて走っていたなぁ・・
あの頃のグレリの口はシルバノの毛まみれになっていたなぁ・・
近所の公園でエアデールテリアのお仲間のキャット & オーちゃんとパチリ ♪
1月で寒い時だったから服を3枚重ねのシルバノ。
身体の毛が抗がん剤の影響で抜けてスカスカで保温性ゼロだったからね・・
特に背中・・
服も1枚ごときじゃ脚も耳の中も冷たくて、3枚着てやっと他の子と同じくらいの温度になっていた。
病院近くの大きな総合公園の誰もいない野球場の観客席? で爆走。この頃もシルバノとグレリの尻尾の毛はお互いでくわえあうのでまだあんまり無いなぁ(笑)
ボス様のデュベァと。我が家は昔から大型犬用の室温にするので毛の抜けてしまってるシルバノは寒いので室内でも3枚重ねの服。
状況に応じて1枚脱がしたり2枚脱がしたりしていた。
グレリと。
シルバノの尻尾の毛も伸びてきてる(笑)胴体も長さは伸びるけれど密度はスカスカ~
それに反してグレリは毛量が多すぎてスゴいモコモコ~
定期検診にはずっと通っていたけれど元気いっぱいのシルバノ。
お相手は同じような年齢のグレリ。
抗癌剤投与後は定期検査にいったい何回通院しただろう・・ 昔の事だし、あの頃は必死だったからあまり細かくは覚えていないけれど・・
まず抗癌剤を決まった日に投与。シルバノの時は1日だけだったかなぁ・・癌の種類や薬の種類によって3日連続ってのもある・・そして、抗癌剤は素手で触ってはいけない。 手袋着用。とにかく指示どうりに飲ませる。
1番危険な1日目は入院して経過観察。その後は必ず1週間毎に1ヶ月間検査通院。白血球が激減したりする可能性があり危険なのでチェックしてその都度対処する。
幸いシルバノは何事もなく1ヶ月をクリアして、2ヶ月目は2週間おきだったか・・再発していないかとビクつきながら 3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月の定期通院が過ぎ 6ヶ月 をクリア出来たのでその後は半年毎に 2年間 検査通院。人間は抗癌剤治療後 5年間 は要注意だけど、犬は 2年間 が要注意期間。
なんと! 再発せずにクリアしてしまった!( ゚д゚) ポカーン
主治医の先生もビックリしてた!
この動物病院は初代ボス様のシェリダンと神戸時代から通い始めたけれど、その間たくさん地方から治療に訪れていた犬や飼い主を見てきた。全国から 最後の駆け込み寺? お助け寺? のよぉに望みをかけて入院してるワンコがたくさんいたなぁ・・神戸からなんて日帰り出来るし近い方。ましてこの時は大阪からだから近い! 神戸からだとまず大阪の渋滞をすり抜けないといけないからねぇ・・その分1時間ほど短い時間で大阪からは行けたから楽々(^_^)v
日本の端から来て入院していたなぁ・・面会に訪れていた関東ナンバーの車もしょっちゅういたなぁ・・今は難しい治療も出来て設備もある動物病院も増えたけれど、あの頃はまだ少なかったんだろうなぁ・・ 私と犬達はこの病院と相性が良いと思ったので遠いけれど、通っていたけれど、やっぱり相性が良かった!シルバノは検査通院を 2年 経過した時だったか、その後だったかは覚えていないけれど・・
完治です!
寛解したと言って良いと思います!
この病院の院長は腫瘍学の専門家で名の知れた方。初代ボス様の時に何度もお世話になった。昔に若い先生が担当になっていた頃、病状説明で診察室に呼ばれて入った時に院長も登場してたらガ〰ン!(>_<) 問題があるから詳しい説明をする為に院長が同席していたんよね・・長く通っているからだんだん覚えてきて、毎回診察室のドアを開けるのが怖かったわ・・初代ボス様のシェリダンは放射線治療で長く入院していた事もありよく覚えてもらってて 「もお、お前は1人でここに来れるだろ!?」 って言われていたなぁ~(笑)
あ、脱線。
その後の主治医は院長が同席しなくて良いレベルの方なので院長の登場が無い分余計にドキドキな私。診察室のドアを開けただじゃわからないから内容を聞くまでドキドキはMAXに~(ーー;) この主治医ともかなり長いお付き合い。院長の留守を守る方だからずっと長年この病院にいらっしゃる方なんだけれど、腫瘍学の専門家なんだけど、全国から癌患者も多く来院している動物病院なんだけど、たくさん診てるはずなんだけど・・
リンパ腫の寛解犬は学会報告でも無いに等しくて数頭だと思います。
私は過去担当した子が寛解したのはシルバノちゃんが初めてです。
この病院でも寛解した子を見た事がありません。 と・・。
その後も心配だから半年毎に検査通院に行っていたけどね(^O^)シルバノはこの先生の姿を見つけたら鼻を鳴らすほど大好き!で、6歳くらいの時に・・
もし今、何かの癌を発症したとしても治ったリンパ腫とは関連性はゼロですね!
リンパ腫、完全寛解と言えます!
きっとシルバノの件はリンパ腫の治療から寛解までの経緯を学会で発表されてるな!(笑)
で、10歳の現在も相変わらずのアホアホぶりでお元気な奇跡の犬シルバノ!(爆)
モコモコしているよぉに見えるけれど、背中の毛は一般的なスタンダードプードルほど密集してなくてスカスカ〰!かなり伸ばさないと真冬は保温性が悪いので、短めにしている時は服を着せないと寒い室温の我が家では寒いシルバノ。後遺症は背中の毛量が回復せず毛がスカスカになったくらい。そんなの全然 OK だ!
2017,2.22 記